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当寺がいつもお香を焚いている理由

当寺ではいつもお香を焚いております

皆様が当寺へ法要やお参りでお越しになる際には、いつもお香を焚いてお待ちしております。

本堂や納骨堂でお香の香りを替えてみたり、その時々の天気や湿度によっても替えております。

例えば雨降りでジメジメした湿気が多いときにはやや強めの香りのお香を焚いたり、すっきり晴れた天気の際には軽めの透き通るような香りのお香を焚いています。

お香という分野も非常に奥が深く、「香道」と呼ばれる伝統文化があるくらいです。

逆にどなたでも気軽に使えて、リラックスするアロマ的な感じでも使えるお香もたくさんあります。

私が個人的に好きでお寺でよく使用している香りは、「伽羅・沈香・白檀」といった昔からある古典的な香りであります。

一般的によく言われる「お坊さんの香り」でもあります。

特にこの中でも伽羅(きゃら)は別格の香りでして、高貴でとても奥深く、すっと自分の体の中に入り込む感覚があり、思わず「いい香り!」と口に出てしまうほどです。

もちろん沈香や白檀も伽羅とはまた違う奥深い香りとなります。

沈香だけでも種類はものすごくたくさんあるため、最終的に香りは自分の好みになってきます。

そのため好みのお香を一つ選ぶだけでもけっこう時間が掛かるものです。

ちなみに上記の写真の3つのお香はすべて、私のお気に入りの「鬼頭天薫堂」のものです。

伽羅や沈香の古典的な原料でありながら、現代的な調合で優雅な香りはすごく癒されます。

虜になってしまうほどいい香りです。

お香というものは、お値段も手が出せないようなものからお手軽なものまで幅広いのですが、お値段と香りの良さが必ずしも比例しないというのが奥が深い香りの分野であります。

私はその奥が深い香りというものに魅せられていろいろお香を試しております。

まだまだ知らないだけでいい香りのお香は山ほどあります。

まとめ

お線香のけむりまたは香りというものは分け隔てなくどなたにも平等に行き渡ります。

仏教の教えというものも分け隔てなくすでにどなたにも平等に届いております。

その仏教の教え(仏法)を聞く場というのがお寺になります。

皆様が当寺へお越しになられて、少しでも香りで和んで(リラックスして)いただき、同時に仏法というものに少しでも触れていただけたら幸いであります。

正蓮寺住職

正蓮寺住職

当寺院の取り組みや住職の考えを発信してまいります。

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