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Pinterest(ピンタレスト)で未来の自分を見つけられる理由

Pinterestで未来の自分を発見

「Pinterest(ピンタレスト)」というサービスは皆様はもうご存知でしょうか。当寺では、ホームページをリニューアルしたのを機にPinterestを導入しましたが、これが使い込むほどに面白いんです。

SNSと聞くと、Instagram、Twitter、Facebookが主流かもしれません。Twitterは主に「今」を伝えるツール、InstagramやFacebookは過去の出来事を投稿するツールとして使われることが多いように思います。「〇〇へ旅行に行った」「〇〇を食べた」「〇〇が楽しかった」といった投稿が中心ですよね。

しかし、Pinterestは少し趣が異なり、未来の行動のためのアイデアをストックしておくツールと言えます。「どんな髪型にしようかな?」「どんな服を着て出かけよう?」「今度の旅行はどこに行こう?」と、行動を起こす前の段階で、未来の自分へのインプットに活用できるのです。

そのため、Pinterestは誰かと繋がったり、積極的にコミュニケーションを取るというよりは、好きな画像やアイデアを検索したり、集めたりする情報収集ツールに近いかもしれません。

使い始めは少し戸惑うかもしれませんが、「こういうことか!」と理解してくると、情報の収集が本当に楽しくなります。まさに、新しい自分を発見できるツールだと感じています。

お寺の掲示板アイデア集

私が今、未来のために集めているアイデアの一つが「お寺の掲示板の言葉」です。Pinterestでは、他のお寺様の掲示板の言葉を参考にすることもできますが、どうしても数に限りがあり、言葉の傾向も偏ってしまいがちです。

お寺に限定しなくても、「心に響く言葉」は世の中にたくさん存在します。ここで言う「いい言葉」とは、あくまで自分自身の心にグッとくる、刺さる言葉のこと。

そうした自分にとっての「いい言葉」を見つけてピン止め(Pinterestでは「ピン」と言います)し、コルクボードのようなもの(Pinterestでは「ボード」と言います)にどんどん貼り付けていくのが基本的な使い方です。

こうして集めたアイデアは、今後のお寺の掲示板を作成する際の参考になったり、独自のアレンジを加えるヒントになったりします。

趣味の世界を広げる

実は、私はこれといった趣味がなく、たまにテニスで体を動かす程度でした。しかし、Pinterestを眺めているうちに、「これいいな」「こんなことやってみたいな」と自然に思うようになったのです。

世界中のあらゆる画像情報が集まっているPinterestでは、気になることやモノをとりあえずピンしていく。そして、後から整理したり、不要なものを削除したりも自由にできます。

最近、私が特に気になっているのが「盆栽」です。これまで盆栽に触れたこともなく、正直なところ、全く興味がありませんでした。しかし、Pinterestで世界中の美しい盆栽の画像を見ていると、「なんだか美しいな」「これは芸術だ」と感銘を受けるばかり。

もちろん、プロの作品をすぐに真似することはできませんが、「盆栽を始めてみたい!」という気持ちが湧いてきたのです。それから、「こんな素敵な盆栽があったらいいな」「これをお寺の玄関に飾りたいな」と、購買意欲まで刺激されるようになりました。「こんな盆栽もあるのか!」という驚きもたくさんあります。

今はまだ情報収集の段階ですが、近いうちに初心者でも育てやすそうな盆栽から挑戦してみたいと思っています。このように、Pinterestは自分の興味や趣味、そして未来の可能性を広げてくれる、まさに醍醐味を味わえるツールです。

もちろん、ビジネスの視点で見れば、自社製品のプロモーションに繋がるきっかけにもなります。まずは多くの人に知ってもらい、興味を持ってもらうこと。これは何事においても重要です。

まとめ

Pinterestは、フォロワー数や他人とのコミュニケーションを気にせず、気軽に自由に使えるのが大きなメリットです。気になることやモノは、とりあえずピンしておく。そして、テーマごとにボードを作成し、どんどんピンしていくと、まるで自分の作品展を作り上げているような感覚になり、新しい自分を発見できます。

これは決して大げさな話ではなく、まだ知らない自分に出会えるきっかけを与えてくれます。

正蓮寺住職

当寺院の取り組みや住職の考えを発信してまいります。

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